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実験作八作品目

 うえっぷ……ちょっと昨日は飲みすぎたかも。もんぺやむしキング達と騒いだ後、もんぺに護衛してもらいながら人里の我が家へやってきてばたんきゅー。起きた時には立派に二日酔い。
 あんまり強くないから飲みすぎるのは良くなかった。うーむ、こんなことならナイアガラ・リバース発動して少しでも抜いておくべきだったかもしれない。

「こんにちはー、毎度おなじみ文々。新聞でーす」

「……ぁーい」

 ぶんぶんが新聞を持ってきてくれたらしい。購読者が少ないらしく、今のところ定期購読をしているのは僕と一部の人間と、香霖堂の店主だけとか。物好きっているものだね、やっぱり。僕の場合は、結構楽しめてるからいいんだけど。

「おはようございます。あや、顔色悪いですね」

「飲みすぎ。ちょっと気持ち悪い、うぷ」

「わっ、引っ掛けないでくださいよ!?」

 流石に故意でもない限り、ナイアガラ・リバースを人に放とうとは思わない。ひとまず気分を落ち着かせる為に、水を一杯。

「ぶんぶん、新聞ちょうだい」

「はいどうぞ。それにしても珍しいですね、貴方が飲みすぎるなんて」

 ぶんぶんから受け取った新聞を読みつつ、その問いに答える。

「昨日はもんぺにむしキング、新参ホイホイと自堕落姫とかと一緒に騒いでたから」

 あ、腋巫女が載ってる。えーと、奇跡? 博麗神社の賽銭箱に謎の一万円が入っていた。これに対し、博麗の巫女は"ようやくまともな人が神社のありがたみを知ったのね。今後の賽銭箱の中を覗くのが楽しみだわ"と零している。
 一体どこの物好きだろう、博麗神社のサーセン箱に賽銭するなんて。もしかしたら、あまりにも不憫に思った少女臭あたりが入れたのかもしれない。もしくはうー☆とか。

「あやや、珍しいですね。輝夜さんに妹紅さんが一緒にいて喧嘩してないとは」

「喧嘩しようとしたけど、僕が止めたの。やめなかったらナイアガラ・リバースを引っ掛けるって脅して」

「うわ……ひどい。そんな脅しありですか?」

 人前で喧嘩する方が悪い。どうせするなら、誰にも見られない場所でやってくれ。下手にリザレクション現場に立ち会うと、見せられないよの看板をかざすしかなくなる。僕は間違ったことはしてないはずだ。

「ぶんぶん新聞配りは?」

 急ぐ様子もなくゆったりしているぶんぶん。いつもは慌しく新聞を渡して去っていくのに、珍しいことで。

「今日はここで終わりです。配達ルートを変えたので、今度からここが最後になるんです」

「へぇ」

 まぁ、ぶんぶんの新聞は不定期発行だからそうそう来るものじゃないんだけど。労いもこめて水を一杯差し上げる。

「どうも」

「どういたまして」

 ちなみに今までにもらったぶんぶんの新聞は、立派に再利用させていただいております。具体的には釜にくべる火種だったり、風呂を焚く為の燃料にしたり。実に素晴らしい使い道でございます。ちゃんと読んだ後だから、ぶんぶん的には怒るに怒れないらしい。
 まぁ、暫くは保管しておくから色褪せてきたりしたら使うわけだけど。幻想郷にはガスとかそういうのがないから、すごく面倒だよね。かっぱ巻きになんか作ってもらおうかな。

「あ、ぶんぶん。この後暇なら、ちょっと付き合ってくれない?」

「はぁ、構いませんがどちらへ?」

「妖怪の山の守矢神社。一人だと怖いし」

 迂闊に入るものならば、わんこに撃墜されかねない。いや、冗談だけど。あそこにもいろんな妖怪がいてかつ強力だから護衛なしに入るのは怖い。大抵なら黒白とか腋巫女に頼むけど、今日はぶんぶんがいるから頼んでみる。

「いいですよ。貴重な新聞購読者に対するサービスです」

「流石ぶんぶん。その言葉の裏は、新聞とってなかったら誰が貴方なんぞに付き合いますかこのボケェというわけか。恐ろしい天狗だな!」

「被害妄想ですよ!」

 ぶんぶんを弄るのは楽しい。守矢神社に行く途中で、わんこもからかっていこう。

「失礼します、祐樹さ……あら、天狗の」

「あ、AQN。何かよう?」

 人里で幻想なんたらとかいう本を書いてる娘さんであるAQN。稗田という苗字から、古事記を書いた稗田阿礼と何か関係あるの、と聞いたら転生した本人だという。
 痛い子なのねと撫でてやったら、綺麗な笑顔で右ストレートが飛んできた。鳩尾にもろだったので、その時は苦悶に悶えたよ。その時の恨みは晴らしたので別にいいけど。

「ですから私の名前は阿求だと……」

「いや、だからAQNであってるじゃないか」

「……いえ、もういいです」

 ため息つかれた。なんかむかついたので今度、AQNの屋敷に侵入して幻想なんたらとかいう本の原稿を紫もやしの魔導書の一ページとすり替えよう。

「大した用ではないんですが、幻想郷縁起の執筆について」

「あれ、祐樹さんも幻想郷縁起に載せるんですか?」

「はい。一応」

 一応か、大して追加する理由もないけどお情け的な意味で書いてやろうということか。AQNの癖に生意気なので、時々道に落ちていたぶんぶんの羽根を拾って作った羽箒でAQNの鼻を擽る。くしゅんと可愛らしいくしゃみをした後に叩かれた。
 暴力反対でござる。

「そういえば、祐樹さんの能力って知りませんね。一体なんですか?」

「美少女を虜に出来る程度の能力」

『ありえん』

 (笑)がつきそうな勢いで言われたので涙目。男の子にとっては憧れなんだぞー、そんな能力。夢はハーレムとまではいかないが、嫁の一人や二人はほしいやね。もちろん、身の安全が保証されるのが前提で。
 ドメスティックバイオレンスは昨今、問題があるし。僕はもちろん、暴力なんて振るわないよ? 適度にコミュニケーションという名のからかいはするけど。

「じゃあ、ぶんぶんの新聞を嫌なのに取らざるをえない程度の能力」

「ひどいっ」

 ですよね。それに、そんな能力なんの役にも立たないし。それにさっきも言ったけど、ぶんぶんの新聞は割と面白いから取ってるし。それを言ってあげるとぶんぶんが喜んだので良かった。今度焼き鳥でも食べにいこうと誘ったら手に持った団扇で叩かれた。
 笑顔だから、こわかった、です。

「で、本当のところはなんなんですか?」

「人付き合いが円満に出来る程度の能力。妖怪とかこみで」

 あー、とぶんぶんが納得する。むぅ、僕としてはメダロットを自由自在に出せる程度の能力とかの方が良かったんだけど。この能力、役に立ってるのか立ってないのか良く分からないんだよね。

「なるほど、だから天狗達ともそれなりに親交があるんですね」

「といっても、少し話す程度だよ。黒いのなんかはお腹減ってる時に会うと問答無用で食べようとしてくるし」

 軽いホラーです。

「でもなんでAQNは僕をその幻想なんたらに載せようとすんの? 言っちゃ悪いけど僕は異変解決に貢献したりはしてないよ。メダロット普及はしてるけど」

 それが終わるまで、僕の旅は続くんだ……完。いや、終わらないけどね?

「幻想郷縁起、です。祐樹さんは幻想郷縁起に名を連ねている妖怪や妖精、亡霊達と幅広く親交がありますし。正直言いますと、異常ですね」

「あー、確かに。霊夢さんや魔理沙さんはいざ知らず、ほとんど一般人と変わらないような祐樹さんが紅魔館の人達と付き合って無事に済んでる辺りは異常ですね。特にレミリアさんとか妹さんとか」

 僕としてはマッドさんとは永遠に手を切りたいところだけどね。いや、実験さえしないと確約してくれるなら別だけど。あれがなければ問題ない。危険性だけで考えるなら、マッドさんとUSCさんとかが一番危険。黒いのは三番目?
 というか、二人とも失敬な物言い。少なくとも僕は幻想郷の住人ほどぶっ壊れてはいない。ほんのちょっとだけ、おちゃっぴぃなだけさ。

「まぁなんでもいいよ。AQNの好きなようにしたら?」

「そのつもりですけど、一応色々とお話を伺っておきたくて」

 弱点とか対処法とか、と零すAQNは人をなんだと思っているのか。まるで妖怪扱い、これには流石に凹まざるをえない。僕は人間だよ!
 恨みを晴らすべくAQN、ついでにぶんぶんをくすぐってやった。なんで私まで、という悲鳴が聞こえたけどなんとなくだから仕方ない。

 二人とも、笑い声かなんとなくえろい。ちょっともんもんした僕だったとさ。

「余は満足じゃ」

「こ、こっちは笑いすぎて苦しいです」

 服が乱れたAQNがグラビアでありそうなポーズ(体を横にしてこっちを見ているようなの)で呟く。うーん、これは狙ってるのか天然なのか。恐らく後者だとは思うんだけど、えろいね。ぶんぶんはそんなAQNを写真に撮ってるし。
 後で焼き増ししてもらいましょう。

「僕を妖怪扱いする方が悪い」

「私は何も言ってないのにくすぐられましたよ!?」

「ぶんぶんはなんとなく」

 ひどいと困った表情になるぶんぶんを見てると、ふふ、申し訳ない話なんですけど、その、ぞくぞくしちゃいましてね……? やっぱりぶんぶん弄るのは楽しいね。たまに報復されたりするけど、ぶんぶんはいい子。
 本人曰く、敬語で話すのは営業用らしいけど僕にとってはどうでもいい。本音で語り合ってるし。

「ま、その幻想なんとかが出来たら見せて。納得いかなかったら言うし」

「分かりました。人里の人たちにも、色々聞いておかないと」

 AQNはそういって立ち去る。一体どんな風に書かれるのか、ちょっと興味が出てきた。

「で、もう行きますか?」

「寝巻き姿で外は出歩けないよ。ちょっと着替えるから、五分ほど待って」

 誰も触れなかったけど、今の僕は寝巻きである。寝起きの姿を見られ続けるとか、どんな羞恥プレイか。まったく、もう少し常識というものを持ってほしいね。
 僕? 僕はほら、常識人だから(キリッ

「なんですか、急に変な顔をして」

「失敬な!」

 そこはだっておwwwwと返すところだろうに。よし、メダロット普及と共にボケに対する返答の仕方というものを仕込んでいこう。目指せ、幻想郷全員メダロッター化&2ちゃんねる用語常識化。きっと楽しいことになる。
 この作品は、キャラ崩壊から成り立っております。

「というか、スルーしてましたけど女性の前で着替えないでくださいよ!」

 今更過ぎる突っ込みにワロタ。



 というわけで、主人公の能力はこんな感じ。役に立ってるのか立ってないのか分からないのがミソ。面白いのかどうか、自分じゃ判断できないのが困るよね。紐糸日記の人はすごいと痛感する今日この頃。次辺りに、幻想なんたらに載る主人公の欄でも書くか。
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神薙 祐樹

  • Author:神薙 祐樹
  • 1987年3月11日生まれ。
    うお座のAB型。
    現在は雇われ店長としてブラックな職場で日々働いて時間を失っています。

    RO現在休止中。Mimir鯖所属、主に影葱。ガンダムオンライン、ガンダムジオラマフロントにはまってます。

    SS書く時間がほしい。
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