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気持ち悪い……うへぇ

 スパロボKの発売日が前倒しになってちょっぴり嬉しいような、複雑なようなそんなコーヒーに醤油を入れたような感覚を味わっている祐樹さんです。

 要約すると、微妙。いや、微妙どころか明らかに劇物指定だけども。

 スパロボできるのは嬉しいけど、お金的な問題でちょっと複雑。そんな感じ。まぁ、ドラクエの発売日
が予定調和で伸びたから前倒しなんでしょうね。延期しないドラクエなんて、クリームの入ってないシュークリームですし。
 とりあえず、俺のドラクエはⅢとⅥで終わっているのです。Ⅵのドラクエマーダー。熟練度あげとムドー倒すまでがしんどいけどな……。

 あ、そうそう。今週の土曜日は用事があるのでチャットには出れません。日曜日は多分、出れると思います。起きていればですが(汗


 Web拍手レスコーナー。分割ちゃん。


>管理局から魔理沙が祐一を借り出しました。

 魔理沙「んじゃー、借りてくぜー」
 はやて「全力で阻止やぁぁぁぁぁ! あの子に貸したら死ぬまで帰ってこーへん!」


>幽々子はカービィですか。…何か違う気がする<「カービィ」は「吸い込む」だから
>あとメダロット懐かしいな~。ラスボスでちょっと無茶をした記憶が懐かしいです<ラスボス相手に攻撃一体支援二体(防御0)で挑んだ。しかも攻撃メダロットは名前で想像出来る姿で(ヒントはクワガタのメダル)悲しいことに楽しむことなくクリアしましたが…(リーダーの頭パーツにヒット。そのまま破壊)

 祐樹さん的にカービィは大食いのイメージ。吸い込んで結局飲み込んでるわけだから、食べてるのと一緒。というわけで、ゆゆさまはカービィなのれす。
 メダロットは1~4が一番楽しかった。特に2~4のイッキ主人公が一番楽しかったなぁ。色々なルール追加されて、メダフォースにメダチェンジ、特殊ロボトルとか。2のラスボス、ゴッドエンペラーにガチで勝てなくてもう面倒くさいからバンカランの頭パーツで反射だけしてました。メダフォース使えないようにメダフォース制御して。あいつら、2の時点で武器の威力、貫通力、装甲と桁違いすぎてひどかった……。


>なんか拍手ssの咲夜さんに違和感が… というか咲夜さんが少女と
>ミス 咲夜さんが少女と評されてるのが違和感なのか 祐一は青年だけど違和感ないし こう考えるとハイティーンの女性ってどう評したらいいのかね
>少なくとも咲夜さんは少女という感じはしないなぁ 瀟洒ってイメージが強すぎる

 まぁ、自分も書いてて違和感覚えたけども。あれぐらいしかあいそうなのなかった件。妙齢のっていうのはあわんし、難しいよねぇ。でも、やっぱり見た目は女の子って感じだから少女でいいと思うよ!


>チョコを渡すイベントでクソ食らえは…どこかの兎詐欺さんならやるか……

 てゐ「いやー、私も空気読めるからあまりひどいことはしないよ? 精々、砂糖とタバスコを入れ替えるぐらいウサ」


>何かタイトル採用されてるし!? by送った人

 採用しますた。ありがたく使わせていただきます。


>祐一の晩御飯がある人の悪巧みで高町美由紀とシャマルさんと翡翠の合作になってしまいました。ちなみに前菜は言峰のマーボー、飲み物はリンディ茶です。

 祐一「こんな料理を冒涜したもの食えるかぁぁぁぁぁぁ!! 店主をよべええええええええ!」<ちゃぶ台返し


>紫さま、紫さま、なんか紫さまに嘲笑っていう感じの笑顔でそうやっていうように春原って人に脅されたらしいよ。あと本当はいつも幻想郷の管理ご苦労様です、季節の変わり目ですから体調に気をつけてって言ってましたby橙

 紫「あら、そうなの? まぁ、本当かどうか彼女に見てもらえればわかるものね」
 さとり「その為に私を? 呆れるわ」


>祐一と早苗さんと咲夜さんに霊夢で麻雀……どうみてもカモになりそうな早苗さん。実は祐一は知らないけど脱衣

 咲夜(ツモが進まないわね……また裏目)
 早苗(まだ二シャンテン、霊夢に咲夜さんもテンパイしてる気配はないけど……辛いかなぁ)
 霊夢(七筒がくればリーチできるんだけど。もしツモ上がりできたのなら、リーチメンタンピン三色で高目になるわね)
 祐一(なんか空気が重い。よく分からんが嫌な予感がするなぁ……お、テンパった。和了れればタンヤオ、対々和、三暗刻、ドラ2。鳴いてなかったら四暗刻もいけたか……仕方ないか)
 三人(とりあえず、祐一(さん)は落とす)

 祐樹さんは麻雀弱いです。基本、鳴きまくる早和了りタイプなんで。高めいったとしても満貫くらいですよ。跳ね満はほとんどないなー。


>チャットでは完全に絶対に間違いなく、Mですけどね BY,rk
>あっそれと……リクエストがあったのでやっておきました♪

 誰がMか。それと、ヤンデレじゃなければ歓迎とだけ言っておくんだぜ!


>ヤンデレって現実にあったらかなり恐いですよね

 現実じゃなくても怖いと思う。現実だったらそれは既に犯罪に近い。


>メダロット、ゲームもアニメも面白いですよね

 アニメも良いけど、やっぱりゲームがいい。コウジのキャラが色々違うけど、ゲーム版の方が好きだった。ゲームを完全再現してほしかったよなぁ。


>智代「今日は祐一とデート、!」
>あまあまでお願いしますー

 智代「待たせた」
 祐一「いや、いいけど」
 智代「むぅ、本来なら私が先に来て、祐一が待ったかというから私が今来たところ、というべきなんだろう」
 祐一「ふるっ、古いって智代!」
 智代「古い言うな。いいじゃないか、乙女ちっくで」
 祐一「そ、そうかぁ? まぁいいや、んじゃいくかぁ」

 あまあまは祐樹さん書きづらいなぁ。そういうのはもっとこう、砂糖成分生み出すのに適してる人に任せると吉だって霊夢が言ってた。


>MだのSだの些細な話…祐樹さんの根源はエロ!この二文字で全てが足りる(エッチなのはいけないと思います

 寧ろ人間全てがえろいかえろくないかだと思う。いや、確かに祐樹さんはえろいけど口にはしないよ。基本、むっつりな人です。
 そして祐樹さんはMS(モビルスーツ)です。


>紅白・黒白・青白・・・・全員白がつくな・・・・

 そのうち紫白とか緑白とか銀白とか出るんですかね?


>返されたら入れ違いに祐一が連れてかれて行ったようです。

 祐一「何故に!?」


>ギルに殺されかけたと思ったら、スキマで緊急脱出しました。・・・・・・あぶなかった~

 紫「うふふふ」


>妖夢さん、紫さんに伝えておいてくれますか……その、人付き合いは大切だと思うのですがさすがにパンツ一丁で白く罪って大きく書かれている袋をかぶった方とは一緒にいないほうがいいかと、その袋をかぶった方がその……「私はゆかりんの夫である罪袋だと」言ってましたので

 紫「ちょっと、私は一応まだ独身よ。それに、何その罪袋って……探し出してお仕置き、いえ、なんか喜びそうだから外にでも放り出しましょう」


>ふと思い付いた、バルバトス若本対カレイドルビー。素敵なカオス空間展開な予感(笑)

 バルバドス「ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 ルビー「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


>地下王国攻略中の祐一と二人の巫女、しかし相変わらず罠にかかり大変な事に・・・。どんな罠かは祐樹さんにお任せです。

 祐一「……」<目が据わってる
 早苗「あ、あの、祐一さん?」
 霊夢「しっ、今は無闇に話しかけない方がいいわ」
 ロボネコアルク「シャー!」<棒読み
 祐一「やんのかワレェェェェェ!」<ぶち切れ

 早苗さんの祐一の呼称に迷う日々。君かさんか、それが問題だ。


>あ、妖夢さん……あれ? どうしたんですかって口から魂が出てる急いで戻してと……半分人間だから魂が出るのかな? にしてもうなされてるなぁ「料理したくない」なんていったいゆゆさまはどれだけ妖夢さんは料理をしてたんですか紫さん

 妖夢「許してください幽々子さまぁ……も、もう材料が、材料がないんです。霊力が、霊力が足りません……」
 紫「ちょっと幽々子? 貴女一体どんだけ作らせたのよ」
 幽々子「……ちょっと無理させちゃったかしら」<苦笑い


>祐一と仕事仲間だった咲夜さん、幼馴染な早苗……ますますガチバトルなフラグが立った? お互い話だけは知っていたみたいな感じで

 早苗「……」
 咲夜「……」
 祐一「なーんか、妙なふいんき(何故ry)になってきましたよ」


>祐一が神社で宴会時に空気を読まずに酒を飲まないで寝てしまう、それをみて祐一のことが好きな女性陣の行動は?

 咲夜「起こすわ」
 早苗「膝枕、でしょうか」
 美鈴「添い寝ですかね」
 魔理沙「お持ち帰りだぜ」
 椛「普段の仕返しに頭を撫で回します」


>祐一の能力は、能力を学べる程度の能力に違いない。
>まあ、学べるだけで使えるかどうかはしらないけど=☆

 もう素直に何も能力を得られない程度の能力でよくね?(ぉ


>許可ですか。某虎教師に許可いただいたのでやるならそちらをお願いします。

 何のお話でせうか。もしかして何か言ってた? 祐樹さん。


>けーねにフェニックスもこたんを見せたら……祐一曰く「まじ泣きされたので一日かけて慰めました」

 慧音「す、すまない。取り乱してしまった」
 祐一「いや、別に構いませんけど……まさかそんなに取り乱すとは」
 慧音「し、仕方ないだろうっ? 妹紅があんな格好で騒いでいるのを見たら、悲しく……くっ」
 祐一「あぁほら、泣かないで。もうフェニックスもこたんにはなりませんから」
 慧音「へ、変な名で妹紅を呼ばないでくれ」


>佳奈多が着替えを除くよりも、まだ朝早いので祐一が寝ていて佳奈多が起こそうとしたところを引きずり込まれて赤面とかのほうが萌える

 祐一「……zzz」
 佳奈多「ぐっすり睡眠なんて、だらしないわね相沢祐一」<現在時刻六時
 祐一「ぐぅ」
 佳奈多「さっさと起きなさ――!」
 祐一「んぅ」
 佳奈多「ちょ、きゃっ!?」<引きずり込まれる
 祐一「zzz」
 佳奈多「は、離しなさい……っ、ちょっと、離して……っ」<赤面


>白レンは妹ださん
>あれPC版メルティブラッドRe・ACTにネコアルク・タタリ・ブルー・白レン・秋葉Gが出てたと思うんだけど。

 勘違いしてるみたいですね。多分前回のコメントに対しての反応だと思いますが、ネコアルクとネコカオスはいるわけですが、この先もしかするとネコタタリなんていうもうそれこそ収拾がつかなくなるキャラが出てくるのではないか、ということです。
 ほら、想像してごらんなさい。ワラキアの夜型のネコアルクを!


>地下王国に祐一×なのはとフェイトを招待すれば良い、それなら地下王国壊滅は夢じゃないw(琥珀さんの事だから強化はされてるのだろうが。

 祐一「なのはにフェイト! 君達に決めた!」
 なのは「え、っと」
 フェイト「何の話?」
 祐一「なのは、スターライトブレイカー! フェイトはサンダースマッシャー連射でここを破壊だ!」
 なのフェイ「えぇっ!?」

 琥珀「むむっ、祐一さんが珍しく切れてらっしゃる。しかし、そう簡単に壊させはしませんよ! お小遣いが無駄になりますから!」


>フェイトとの結婚は良かった♪・・でもなのはも狙って欲しいもんだ。

 なのは「祐一君はやっぱりもらっていくね!」
 フェイト「だ、だめっ!」
 はやて「ここで三つ巴にすべく私参上や! さらにザフィーラもどん!」
 祐一「やめれ」
 ザフィ「というよりも、何故俺なのだ……」
 はやて「私が二人の絡みを見てみたいから」
 祐・ザ「勘弁してくれ……」


>オリジナル東方の主人公の能力って、マイナス印象を好印象に変える程度の能力ですか?

 特にまだ決まってないです。いい加減、そろそろ能力決めてやらないとなぁ。



>雛祭りなので鍵山雛様の出番!…くるくる回る雛様を下から覗いてしまった祐一。大厄をかわしきれるか?

 祐一「緋想天仕様でダッシュし続けのグレイズおいしいです^q^」
 雛「なんて反則……」


>堕王の声を聞き、祐一は黒レンを連れて空蝉弾で自宅へ逃げ、フェイトはお燐を抱いてソニック・フォームで自宅に向けて全力疾走。橙はスキマに逃げて、残った白レンはたまたま様子を見に来た七夜の胸に飛び込んだ。

 祐一「えぇい、相変わらず猫好きな奴め」
 レン「……(ぶるぶる」

 フェイト「大丈夫だからね」
 お燐「こ、怖いよあのお姉さん」

 橙「うわぁぁぁん、藍しゃまぁぁぁぁ!」
 藍「ど、どうした橙!?」

 白レン「た、助かったわ」
 七夜「なんだ、藪から棒に」


>何言ってるのかなー、椛君。僕は見てしまったのだよ、祐一が君と挨拶して立ち去ろうとしたら君が物足りなさそうにしているのを!!!

 椛「そ、そんな顔していませんよ! ――ハッ!?」
 祐一「……」<物陰から
 椛「……」<冷や汗
 祐一「ヒャッハー!」<飛び出してくる
 椛「ひぃっ!」


>文「あやや。でっでは、質問を変えます。あの白い冥王と呼び名の高い、高町なのはさんをどうやって説得したんですか?」

 なのは「もうっ、友達の結婚くらい祝福するよ! それは、確かに残念だけど……仕方ないよ。フェイトちゃんの方が好きっていうんだし」


>「王の財宝!!」(ドスドスドス!! バタリ)→えっ、何でまたギル? 「天地乖離す開闢の星!!」(ズドーン!!!)→ギル、質問。俺の命は何時から残機制になったんだ?<ギルからみれば殺しても殺しても次の瞬間には五体満足で立っているように見える(ギル×3)

 ギル「ええい、なんなのだこの雑種は。散らしても散らしても蘇る……いい加減、目障りを通り越して怒りすら湧いてくる。我を怒らせるその不運、呪うがいい」


>もう桃の節句すぎましたねw幻想卿にもあるのかなそんな風習w

 昔からの風習ならばあるんではないかな。といっても、桃の節句なんてあまり身近なイベントでもないから良く覚えてないんだけど。


>あれ、ゆかりん。送られたすきまの先にいるってどういうこと?

 紫「よくあることよ」


>美鈴に⑨でもできる北斗神拳ラオウ編を渡してみた……後はトキとケンシロウ、リュウケンのどれがいいかな?

 まぁ祐樹さん、北斗そこまで知らないんですけどね。MUGENからの知識だよ! 


>あの、紫さん? 紫さんに外の世界に贈られたはずがどうもあややのインタビューを受けたんですが、これって幻想郷の中ですよね? 外にあややがいるはずないし

 紫「さ、さぁ? なんでかしらねー?」<目を逸らして
 藍「どうせ寝惚けてスキマ開く場所を間違えたんでしょうに」


本日の教訓。「ついでにリリカルなのはクロスも更新」

 皆待ってた(かどうか分からんが)リリカルなのはクロスの続き。今回はなのは・フェイト陣との日常邂逅編。

 次で闇の書決着編。多分、エピローグあたりも含めて前、後編に分かれるかもしれん。そしてやっぱりいつ書かれるかは不明やね。時代に遅れてる気がするが、んなこた関係ねー。Kanon題材にしてる時点で時代も何もないしな!




 吸血鬼である相沢祐一の朝は早い。何か吸血鬼として根本的に間違っているかもしれないが、事実だから仕方ない。元々は人間である以上、生活習慣という名の呪いから逃れることは出来ないのだ。
 目を覚ます時間は朝の四時半。今頃、新聞配達員が朝刊を家のポストなどに配っている最中だろう。ご苦労さん、と毎朝大変だろう配達員を労う言葉を心中で呟き冷水で顔を洗う。ひやりとした水が未だ残る眠気を少し覚ます。

「眠い……」

 寝たのは四時間ほど前。それまでずっと魔力反応がどこかでないか探っていたのだが、生憎と祐一の感覚に引っかかることはなかった。向こうも警戒しているのか、それとも感覚の届かないほど遠い場所で行っているのか。定かではないが、ここ暫く反応はない。
 祐一としてはこの世界の魔法をもう少し見てみたかったのだが、そこまでして求めるものでもない。今が平穏である以上、悪戯に壊す必要はないだろう。

「行くか」

 そろそろコンビニでアルバイトの時間である。生活する上でお金とは必ず必要になるもの。その気になれば吸血鬼としての魔眼の力で記憶操作をすることも出来るのだが、そんなことに使うのも馬鹿馬鹿しいと祐一は感じている。
 何が悲しくて、記憶操作で不動産屋や大家を騙さなければならないのか。

「おはよう」

「あ、相沢さん。おはよっす」

 先にシフトに入っていた後輩に挨拶を交わし、裏で仕事をしている店長にも挨拶。すぐに制服に袖を通し、仕事を開始。先に上がる店長を見送り、残った後輩と共に仕事をこなす。客がいなくなれば軽い世間話などもしながら。
 人間嫌い、というより他者嫌いの祐一ではあるが、こういった普通の人間"らしい"ことは出来る。仕事の時間が終わり、交代のメンバーと少しだけ店に残る後輩に別れを告げて、祐一はあてもなく気楽な散歩に出かける。
 それはいつものことなのだが、この日ばかりはやめておけば良かったと後になって後悔することになる。

「あっ……」

「なのは、どうしたの……あ」

「……ちっ」

 あの夜以来、出会うことのなかったなのは達と遭遇。今日はアルフはおらず、なのは、フェイト、クロノ、ユーノの四人だ。祐一を見て驚いている。
 今日は厄日か、と心の中で呟き深いため息をつく。関わるのは面倒だと、なのは達に背を向ける。

「あ、ま、待って!」

 呼び止める声がするが、祐一はそれを無視して来た道を戻っていく。それを追ってくる四つの走る足音。予想はしていたが追ってくるなのは達に、祐一は舌打ちする。

(こんなとこに足を伸ばしたせいだな。次からはここには近寄らないようにするか)

 そう誓う。一気に引き離すか、とも考えたがここは人目が多い通りだ。下手に派手なことをすれば騒ぎになる恐れもある。せめて人通りの少ない場所まで行くべきだろう。
 ――逃げるにしろ、戦うにしろ。

 ひたすら歩き続けて、人がまったくいない公園へとたどり着いた祐一はそこで立ち止まる。振り返れば丁度追いついたなのは達が、息を整えていた。

「はぁ、はぁっ……やっと、追いついた」

「お前らは馬鹿か。折角拾った命を、自分から捨てにくるとは」

 あの夜の再現など、簡単だ。躊躇いも何もなく、相手が子供だろうが関係ない。目の前にいるのはただの敵であり、殺すべき対象。
 せめてもの慈悲は、苦しみを感じることなく死なせてやることだろう。子供には、惨い死に方は似合わない。

「ち、違います、お、お話したくて」

「あの夜の続きをするつもりは、こちらにはない。僕達はただ、貴方と話を」

「はっ、何を今更。話? 一体何を話すことがある。俺は吸血鬼、お前達は人間。互いに、相容れぬ存在だろう」

 すっと目を細めて、祐一はなのは達を威嚇する。祐一はあの夜の時点で既に言葉を交わす必要はないと判断し、直接的に関わろうとせずただ互いの争いを見守るだけの傍観者に徹した。本来の目的であるこの世界の魔法の性質を見る、という目的に一番適している立場だ。
 それも最近では戦いの現場に遭遇することが少なく、目的は果たされていない。だが、それでも別に祐一にとっては構わない。所詮、今やっていることは興味本位でのこと。極端に言えば暇つぶしの一つなのだ。

「でも、お話は出来ます。話し合えば、きっと分かり合えるって私は思う」

「とんだ理想論だな。甘すぎて反吐が出る」

 子供だからこんな甘いことが言える、そう思いかけて祐一は訂正する。普通の子供ではここまで考えられない。この子は少なくとも聡明だ。
 しかし、現実は理想通りには行かない。

「私だって、簡単だとは思いません。話を聞いてもらえないなら、戦うしかないというのも分かります」

 顔には出さず、祐一は少し感心した。少なくとも理想をただ語り、押し付けるだけではない。現実も見据え、かつ理想を捨てない。その姿勢には好感がもてる。

「だから、吸血鬼の俺とも話をすると?」

「貴方とは確かに一度、戦った。決して味方ではないが、守護騎士と共闘している様子もない。さらに言えば、魔法に対して興味があるだけで、手出しをしなければこちらに危害も加えてこない。中立の立場にいる存在だ」

 クロノの言うことは間違いではない。祐一にとって、なのは達とシグナム達は魔法が使える存在、そしてその魔法を知るのにうってつけな存在なだけだ。そこに敵意も何もない。
 だが、こちらに仕掛けてくるのなら容赦なく叩き潰すだけだ。

「……いいだろう。話ぐらいなら聞いてやってもいい」

 少しぐらいなら話を聞いてもいいか、という気分になった祐一は警戒は決してとかず腕を組んだまま公園の遊具に背を預ける。下手に話が拗れても面倒だ、という考えもあったのは事実。

「あの、じゃあ一つ質問を」

 手を上げるのはユーノ。曰く、吸血鬼というのは夜の眷属であり太陽の光を浴びると灰になって滅びるのではないか、ということ。今更ながら、なのはとフェイトはそれに気付いた様子。

「普通の吸血鬼なら滅びる。俺はその弱点を克服しただけのことだ」

 もっとも、真祖ともなれば太陽の光など関係なしに行動できるのであるが。祐一は死徒であり、本来なら太陽を目にしただけで灰になる。デイライトウォーカーの能力を得られなければ、こうして出歩くことも出来なかった。
 夜だけしか出歩けない、というのも中々不便なのである。

「克服……そう簡単に出来るものなのか?」

「簡単じゃないことは確かだ。吸血鬼は太陽の光で灰になり、十字架を恐れ、流れる水に弱く、魔を祓う効果がある銀に弱い……お前達の吸血鬼に対する認識はそんなところか」

 素直に頷く。なのは以外の面々に関しては、吸血鬼に関して調べたユーノ経由での情報である。祐一からすれば、それは吸血鬼の伝承の元になった死徒のもの。この世界では死徒は存在していなく恐らくだが、一般的な吸血鬼のモデルとなったのはヴラド・ツェペシュであろう。
 祐一自身も詳しく知っているわけではないのだが。

「ほとんどそのままだ。まぁ、俺には流水はなんでもないし、十字架も見た目がダメなだけで特に問題でもないが。祝福の施された銀の武器で斬られれば、流石にダメージはある」

 教会の代行者が使う武器などは、祝福が施されており死徒に対して効果がある。何度もやりあい実際に傷をつけられたのだから説得力も十分。傷つけられた箇所は傷の治りが遅くなったのも確認済みだ。

「じゃあ、ニンニクはやっぱり効かないんですか?」

 なのはの言葉に、祐一は言葉に詰まる。それこそ何かの迷信だと断言してやりたいのだが、ニンニクを食べさせられたりすれば確実に体調を崩す自信がある。そんな自信、持ちたくはないが。

「……あんなもの、目にするのもごめんだ」

 匂いと形を思い出し、祐一は顔をしかめてそう呟く。そんな人間くさい表情をする祐一に、四人はぷっと笑う。不機嫌そうに祐一は舌打ちし、四人から顔を逸らす。
 ニンニク如きに振り回される自分が酷く情けない。真祖であるアルクェイド・ブリュンスタッドもニンニクは苦手らしいが……もしかすると、吸血鬼になるとそうなるのか。

「す、すまない。あまりにも意外だったもので」

 機嫌を損ねたと焦ったクロノが弁解する。

「ふん……自分でも無様なことだと分かってはいるさ。まったく、真祖だろうが死徒だろうが、吸血鬼はニンニクに対して何故ああも弱体化するんだ」

 永遠の謎である。ちなみに、ゼルレッチはニンニクを問題なく食べることは出来る。今のところニンニクに弱い吸血鬼は、祐一とアルクェイドだけだ。

「しかし、お前らも物好きな奴だ。自分達を殺そうとした相手に、話をしようとするとは。いや、それを言うのならあの守護騎士達にその主も同じか」

 ふっと皮肉げに笑う祐一。自分達を馬鹿にされた言葉より、四人は守護騎士の主という台詞に驚いた。

「闇の書の主に会ったのか!?」

「ん……? なるほど、お前達は守護騎士の主のことを知らないのか。くくっ、そうかそうか」

 面白いことを聞いたと、祐一は哂う。あの子供――八神はやてがあの四人の守護騎士の主なのはまず間違いないだろう。シグナムという女性がはやてのことを主、と零していたからだ。
 一体何が目的で動いているのかは知らないが、祐一には関係のないこと。この世界の魔法を知るのが祐一の目的だ。

「あの、闇の書の主が誰か教えてくれませんか」

「出来ない相談だな。お前達に話すメリットも何もないし、何より……以前も言ったはずだ」

「ゲームセットにはまだ早い、でしょうか?」

 ユーノがあの夜、祐一が口にした言葉を繰り返す。

「よく分かってるじゃないか、少年。ラスボスが最初から分かっているなどつまらない、そういうものは最後の最後に知るべきだろう?」

 祐一が八神はやてのことを黙っているのは、庇っているわけではない。口にした通り、なのは達に話しても何のメリットもないからだ。逆に、デメリットも何もない。それどころか、戦いを誘発して魔法の使用を目に出来るチャンスが生まれるかもしれない。
 一番の理由としては、黙っているのが面白いというのが大きい。

「あの闇の書は、危険なものなんだ。早く回収して封印する必要がある」

「お前達が回収するのか」

「時空管理局がだ」

 また妙な単語が出てきたと、祐一は眉を顰める。質問に答えたのだから、こちらの質問にも答えてもらうのは当然の権利だろうと、時空管理局という組織について聞く。クロノの口から語られる事実を耳にしていくうち、祐一はこみ上げる笑いを抑えられずに噴き出す。

「何がおかしい?」

「いやなに……随分と思い上がった組織があったんだなと、呆れるのを通り越して滑稽に思えただけだ。笑って何が悪い?」

 ただの笑い話にしか、祐一には到底思えない。数ある次元世界を管理し、そして危険な力を秘めた闇の書のような遺物――ロストロギアを悪用または暴走させない為の武装組織。後者についてはどうでもいいが、前者は思わず正気か、と問わずにはいられない。
 くつくつと笑いを浮かべていた祐一だが、

「たかが人間が、いくつもの世界を管理する? それが思い上がりでなくてなんだと言うんだ。世界どころか自分の国すらまともに管理できない人間が。人間が世界を管理できるような高尚な存在なら、そもそも争いなんて起きはしないさ。自身の感情すらコントロールしきれない人間に、世界の管理なんて到底無理だ。つくづく、お前達時空管理局というのは頭のおめでたい集団だな」

 最後には苛立ちの篭った声で皮肉を口にする。反論したいが、祐一の言葉は的を射ている。
 しかし、人間は"学ぶ"生き物だ。過去に罪を犯したのならば、もうそんな事にならぬようそれを教訓とする。確かに、中には愚かな人間もいるだろう。だがそれが人間全部ではない。

「それでも、僕は自分のしている事は間違いじゃないと信じている。例えお前にどう罵られようと、僕は僕の道を行くだけだ」

 クロノと同意見だと、残る三人も祐一を見つめる。睨みつける、というのとは違う。ただ、自分達の意思を知ってもらう為に視線を逸らさない。暫くそれを受け止める続けた祐一は、すっと視線を外す。

 ――その意思が、どこか眩しく見えて。

「精々足掻け。いつか、自分達の思い上がりに押しつぶされる日までな」

 そう言ってなのは達の前から立ち去ろうとする。そしてそんな祐一を呼び止めるなのはとフェイトの二人。それは、先日の八神はやてとの一件とどこか似ていた。

「あの、お名前教えてください」

 呼び止めた理由も、やはり同じ。何故そうまでして名を知りたいのか、疑問に感じながら祐一は素直に名を口にする。

「……相沢祐一だ」

「私は、高町なのは」

「フェイト・テスタロッサです」

「クロノ・ハラオウンだ」

「ユーノ・スクライアと言います」

 別に知ろうとも思わなかった名を聞かされ、祐一は小さくため息をついた。意味もないことを何故するのか……祐一には理解できない。
 もう何も言わず、なのは達も呼び止めることはない。祐一は今度こそ背を向けて去っていく。次に彼らが出会うとするならば、それはきっと戦場の中。

 守護騎士は自分達の主を救う為に。

 なのは達は守護騎士達を止める為に。

 そして祐一は自分の目的を果たす為に。

 それぞれの思惑を背に、時は決戦の日を迎えることとなる。


 ――十二月二十四日、クリスマス。闇の書は完成した。


 こんな所で終了。それでは、またー。
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神薙 祐樹

  • Author:神薙 祐樹
  • 1987年3月11日生まれ。
    うお座のAB型。
    現在は雇われ店長としてブラックな職場で日々働いて時間を失っています。

    RO現在休止中。Mimir鯖所属、主に影葱。ガンダムオンライン、ガンダムジオラマフロントにはまってます。

    SS書く時間がほしい。
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