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実験五作品目






 おや、どこだろうここ。僕はさっきまで永遠亭で、マッドさんに凌辱されていたと思ったんだけど。気がつけば川が近くに流れている屋外。もしかしてテレポーテーションでも習得したのかな。人間その気になればなんでも出来ることを実証したのかもしれない。
 しかし、足元に咲いてる赤い花。なんとなく見覚えがある。でも、思い出せない。まぁいいや、なんか綺麗だし。

「しかし、何の花だっけこれ」

「そりゃ彼岸花だよ」

 彼岸花……って、確か全部毒の奴だっけ。それに、幻想郷でこんなに彼岸花が咲く場所といえば、僕が知る限りは三途の川周辺しかない。
 って、もしかしてここは三途の川ですか!?

「僕死んだ!?」

「みたいだねぇ……いや、まだ半分だね」

 半分ってなんだろう。半殺しですか? 上半身は生身で、下半身が霊体だったりするんでせうか。はっ、もしそうなったら朝の生理現象が発動しなくなるんじゃ。男としては物悲しいですよ?

「というより、さっきから僕に話しかけるお人はだーれ?」

「や」

 大きい胸を揺らし、へにょへにょした鎌を担ぐ姉御さん。揉みしだきたいです。

「おやまぁ、おっぱいマイスタじゃないか」

「だからそのおっぱいマイスタってのはやめてくれないかい?」

 (∩゚Д゚)あーあー、聞こえないー。

「というか、僕は戻れるんだろうか」

「半死ぐらいなら平気さ。肉体と精神の繋がりが、アンタの場合まだ濃いからね。時間が立てば勝手に元に戻る」

「ならいいや」

「もっとも、いつ薄くなるかも分からないけど」

 怖いことを言うおっぱいマイスタへレッツ報復☆ 具体的には胸鷲づかみ。鎌の柄部分で思いっきり殴られました。痛いです、はい。
 まぁ、殴られた瞬間におっぱいマイスタの腰にあった小銭入れをがめたけど。でも不謹慎っぽいのですぐに戻したよ! 僕偉い。

「まぁ、焦ったってどうにもならないさ。ゆっくりしていきな」

「そだね。おっぱいマイスタ、お腹すいたんだけど」

 半分死んでてもお腹ってすくんだねぇ。

「だからその呼び方はやめろってのに。しゃあない、ほら、あたいのりんご分けてやるよ」

 懐から取り出されたりんごを受け取ってかぶりつく。むしゃむしゃ、仄かにすっぱいけどそこがまた良かったり良くなかったり。これはあれか、りんごじゃなくておっぱいマイスタの汗か!
 再び殴られる主人公の僕。なんという待遇、これはストライキを起こして待遇改善を要求する必要があると脳内会議にて可決されました候。

「それにしても暇だ」

 今の僕は精神生命体だから、荷物も何もない。いつもならなんか携帯ゲーム機でも持ってくるんだけどなー。安西先生、メダロットがしたいです……。あの安直ながらも地味にはまってしまうゲームは一体なんなのでしょうか。
 とりあえず寝転がる。

「そうだねぇ」

「いや、おっぱいマイスタは仕事があるじゃないか」

「大丈夫だって、ちゃーんと後でやるさ」

 とても信用のならない言葉。おっぱいマイスタは別名、サボマイスタ(腋巫女が言ってた)とも言い仕事をしないことに定評がある。死神が仕事しないと問題あるんじゃなかろうか。
 ん、いや待って。

 死神仕事しない → 死人が出ない → 地獄が暇になる → ウマー(・∀・)

 いいことじゃないか。いいなー、死神。僕も死神になってだらだらしたいです。でも、死神になるってことは死ぬ必要があるんじゃなかろうか。僕は死にたくないですよ?
 生きたまま、職業・死神とか名乗ってみたい。厨二病全開、だがそれがいい。

「おっぱいマイスタ、死神ってどうやってなるの?」

「なんだいやぶからぼうに。祐樹、アンタ死神になりたいのかい?」

「だって、おっぱいマイスタでも出来るなら僕でも出来そうじゃないか」

「……そこはかとなく馬鹿にされてる気がするけど。死神になるには、色々面倒な手続きとか資格とかいるんだよ?」

 現実はそう簡単に甘くないらしい。

「あ、じゃあおっぱいマイスタから死神としての力を借りて、死神代行とか名乗ってみたいです」

「なんか、以前アンタに読ませてもらったまんが……だっけ? あれにそんなのあったような」

 あぁ、そういやおっぱいマイスタに死神から力をもらった主人公の漫画読ませたっけ。どういう反応が返ってくるのか興味があったからだけど。
 卍解とかやってて、国家の狗に殴られてたのは記憶に新しい。

「ま、生憎だけど力の譲渡とかは出来ないよ。仮に出来ても、そんなことしたら四季様に怒られちまうしねぇ」

「現在進行形でサボっている小町に対して、怒りを覚えていますよ私は」

 視線をそこに上げればそこにはピンク色が。わーお、閻魔様も可愛らしい下着を身につけているようで。ちょっとどころか、かなりの目の保養ですよ。

「って、貴方はどこを見ていますかっ!」

 顔を真っ赤にして手に持ったしゃもじで僕を殴打。顔面にモロだったので、あまりの激痛に思わず身悶える。

「いたああああああああああ!? な、なんばすっとねこの国家の狗! 僕の鼻が縮みますよ!?」

「女性の下着を覗き見するほうが悪い! それに、私には四季映姫という名前があります。国家の狗という妙な呼び方はおやめなさい!」

「却下!」

 僕はありのままの事実を口にしているだけだ。正直なところ、国家の狗のあだ名は凄く悩んだんだけど。候補としてはヤッマーダ↑とかがあったり。でも、最終的には国家の狗が一番しっくりきたからそう呼ぶのである。
 何人たりとも、僕の行く道を妨げられはしないのだーっ!

「まったく、貴方はちゃんと相手の名前を呼ぶこと。それが今の貴方に、いえ、この先出来る最大の善行です」

「無理」

「うわぁ、はっきり言うねぇ。四季様相手にそこまで頑固になれるの、アンタぐらいだよ」

 おっぱいマイスタが変な顔で笑う。そういや、国家の狗はおっぱいマイスタの上司だったっけ。これはあれか、国家の狗からのパワハラか! 部下は上司に逆らえないのを利用して、あんなことやこんなことを……な、なんて破廉恥な!
 許せるっ!

「恥を知れ国家の狗!」

「い、いきなりなんですか!?」

「権力を利用しておっぱいマイスタにあんなことやこんなことをやってるに違いない! なんてうらやま、げふんげふ、けしからん! もっとやれ、というか僕も混ぜろ!」

 本音全開の暴露。心の中を全て曝け出した僕に死角はなく、国家の狗とおっぱいマイスタの二人の弾幕を一身に浴びることとなった。
 これはひどい。人間苛めて何が楽しいのか。

「く、くそぅ、いじめかっこ悪い!」

「自業自得だろうに」

「小町の言う通りです。そ、そのようなふしだらな考えを抱くとは、嘆かわしい」

「男なんて皆えろい生き物だよ! 頭の中はピンク色の妄想がいっぱいで、おにゃのことえちぃことしたいとか考えるのは普通なんだよ! 僕は至って健全な一般男子だ!」

 あ、だからって無理矢理は良くない。常識はわきまえないとね☆ 幻想郷の女の子達は皆魅力的で大変けしからんけど、そのほとんどが危険物指定なのがちと残念。
 安全が確認されてるのはほんの数人しかいないのである。

「で、祐樹。何故ここに?」

「いや、なんかマッドさんに軽くレイプされて気がつけば三途の川で彼岸花眺めてた。国家の狗、あのマッドさん裁くべきだと思うんだけど。明らかに人体実験の道具扱いですよ僕」

 明らかに人権無視である。そのうち本当に僕死ぬんじゃなかろうか。そうなったら意地でもばけてでてやる。夜な夜なマッドさんの耳元で官能小説を朗読してやるのだ。妙な気分になってひとりで致すがいいのさ!

「た、確かにそうですが……じ、人体実験とは穏やかではありませんね」

「新薬投与とか、僕の体でやるの勘弁してほしい。副作用とかあって、寿命が縮んだらどうする! というか、わけの分からん薬を投与されるのが我慢ならん件」

 薬物企業の投薬実験の怖さが身に染みます。軽々しくそんなバイト請け負ったらだめだからね、これ主人公である僕との約束。お薬、ダメゼッタイ。
 寿命縮むからね。下手すると死ぬし。

「そう、ですね。少し彼女には説教が必要かもしれません」

「よっ、国家の狗! 憎いねぇ!」

 持ち上げたつもりなのに、またしゃもじで叩かれた。

「これはしゃもじではなく、卒塔婆です」

 しゃもじでおk。

「はぁっ……閻魔の説教を馬の耳に念仏とも言わんばかりに流すのは、貴方ぐらいです」

「そんな褒めても僕は何もしないよ」

「誰が褒めていますか。呆れているんです」

 失敬な。

「それはそうと小町。貴方には仕事があるはずですが?」

「あ……い、いやだなぁ四季様。ちゃんとしてきますって」

 さらばおっぱいマイスタ。君の事は後、二十秒ぐらいは忘れない。あと、りんごそこそこおいしかったです^q^
 逃げるようにしてこの場を立ち去るおっぱいマイスタ、そして残されるのは国家の狗と僕。

「貴方が自分の肉体に戻れるまで、まだかなり時間がありそうですね」

「そんなの分かるの?」

「えぇ。一人でここにいるのも危険です、暫く白玉楼にでも行っているといいでしょう。西行寺の方には私から連絡をいれておきます」

 ありがたい。国家の狗の説教は長いけど、常識人だから助かるよね。さすが僕的幻想郷内、常識人トップ10以内に入るお人。

「ん」

「私も職場に戻ります。それでは」

 ばいばーい。去っていく国家の狗を見送って、僕も白玉楼へ行くために飛ぶ。確かに、こんなところに一人でいたら妖怪とか幽霊に襲われるかもしれない。僕、幽霊とかそういうのダメだからきっと泣く。
 え、じゃあ白玉楼とか一番危ないんじゃないかって? 大丈夫、僕にはあのカービィさんとみょんみょんが幽霊には見えないから。

「とりあえず、白玉楼についたら何か食べさせてもらおう」

 りんご一個では流石に足りない。ふわふわと僕はゆったりと飛びながら、白玉楼へ向かって飛んでいく。

 あー、メダロットしたいなー。



 祐樹さんはメダロットが大好きです。一番好きなメダロットはアークビートル。個人的にほしい相方はメタビーですけども。
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神薙 祐樹

  • Author:神薙 祐樹
  • 1987年3月11日生まれ。
    うお座のAB型。
    現在は雇われ店長としてブラックな職場で日々働いて時間を失っています。

    RO現在休止中。Mimir鯖所属、主に影葱。ガンダムオンライン、ガンダムジオラマフロントにはまってます。

    SS書く時間がほしい。
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