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あぁ、やっぱ大阪はいいなぁ……。

 東京から帰ってきました。十六日の朝に出発して、十九日の三時ぐらいに帰宅。都合三日間の旅でしたが、中々に楽しめたかと思います。
 まぁ、問題は滞在費と移動費と食費とコミケで使った金が尋常じゃなかったことですが。十五万ほど持っていたんですがね? 帰ってきたら半分ぐらいしかなかったよ。

 あるぇ(゜3゜)?

 とりあえず、主な出費を。移動は新幹線だったので、往復で大体27000円弱。ホテルでの宿泊は三人部屋で一人あたり16500円。この時点で既に43500円なくなってます。三分の一は消えてる。
 で、コミケで相当使うかと思ったんですが思ったより使わなかった。オーガストの夏コミセット3000円とドージンワークを書いてるヒロユキさんとこのサークルの新刊・既刊全部で3400円(ぐらいかな?)、後友人に頼まれて並んでいたサークルの新刊500円ぐらいかな、買ったのは。
 本当はラグくじのセットを買おうかと思ったんですが、祐樹さんが並んだ時には既に残り僅かといわれて諦めて列から外れたのです。でも、これで良かったんだ。1セット25000円なんてしゃれにならねぇ。夢は見たいが、きっと終わってただろうしこれで良かったんです。
 んで、コミケ。当日始発で国際展示場まで赴き、ただひたすら四時間ずっと待ち続けました。生憎の天気で、途中で雨が降ったりと災難。十時入場の帰還が二時すぎかな。思ったよりいた。
 東方関連の同人誌を買おうかと思ったけど、東館の人の多さに絶望し断念。西館に戻ったけど、まぁどこの企業も並びまくりだったので後はもうぶらぶらしてました。しかし、東館の熱気はやばいな……その日の最高気温は29度だったんですが、あそこの中だけは多分32度はあったんじゃないか? いや、いるだけで体力消耗するぐらいだし。無理すぎる。肉の壁に押しつぶされそうになったよ。いや、マジで。
 そして相変わらず会場内を走るなといわれているのに走る常識知らずがいて困ったもんです。死ねばいいのに(ぉ

 まぁ、買えなかった分の東方の同人誌はメロンブックスとかに行って買いあさりました。お値段、4400円なり。これで大体10000円ぐらいになるのか。さて、先に言った宿泊と移動費とあわせても五万ほどにしかならない。

 もうお分かりでしょうが、東京内の移動と食費だけで二万近く飛んでます。初日に食べた中華食堂は本当に……不味かった。友人とバイト先のマネージャーが注文した唐揚げ定食。祐樹さんは炒飯と中華ソバを頼んだのですが、やけに二人がまずいまずいというのでそんなにまずいんかと少しご飯をもらいました。
 え、何このぱさぱさしたご飯。どうやったらこんな風に出来るの、というぐらい不味かった。炒飯はそこまでまずくなかったんですが、付属のスープのまずいこと。あそこがやけに人多かった理由がわからん。値段も味とつりあってないし。思い出すだけでも不快だった……あ、場所は池袋の某所です。これ以上はちょっと……池袋にお越しの際はお気をつけ下さい。
 昼飯が一番美味かったのが、080819_122931.jpg東京の駅弁ってどういうことだろう。

 まぁ昼食があれな分、夕食は豪華でした。初日は寿司、二日目はしゃぶしゃぶ、そして三日目はイタリアン。マジうめぇ……しゃぶしゃぶは食べ放題でいい感じだったし、最後のイタリアンは値段はまぁ一つ1000円ほどとちょっと値が張りましたが美味しかった。大阪に作ったらアレ繁盛するだろうに。祐樹さんが食べたのはペスカトーレとポテトのほくほくペンネグラタン。えらい熱かったですが、本当に美味しかった。機会があればまた行きたいと思う。

 場所はサンシャイン通りの近くにあるイタリアンのお店。まぁ、池袋東口をサンシャイン通りに向かっていけば見つかるかと。あー、しかし本当にグラタン美味しかった。
 でも昼飯は大したもの食べてないんだよね。夕飯に力いれすぎた。

 んで、次の日は浅草観光へ。去年も行ったんですが、やっぱりいいなー浅草は。あそこはおせんべいとかアイスが美味しい。特にこの、080818_151413.jpgちょうちんもなか(キナコ味)の美味さと言ったらもう……あ、写ってる手は祐樹さんの手ね? 美味しく頂かせてもらいましたby若本

 ま、翌日にくたくたになりながら帰宅ということで東京行きは終了。疲れたね。

 そういや、JGJさんとこの魔法青年の第一部が無事エピローグを迎えました。一つの作品を書ききることがどんだけ難しいことか……きっと俺には難しい。出来る自信が本当になくなってくる。でもとりあえずは、JGJさん。長い間執筆ご苦労さまです。
 次は第二部があるとのことですが、頑張って書いてください。影ながら、というか常に粘着して待っていますよ?

 久しぶりの空の軌跡3rdの状況。実は東京行く前にこの二つの戦闘は終わらせてました。

 『影の国』最後の守護者 黒騎士 D・ファントム戦

 戦闘メンバーはケビン・ヨシュア・アガット・レン。黒騎士はステータスダウン無効かつカシウスとほぼ同じぐらいのステータスを持っているので、かなり苦戦します。
 さらにD・ファントムはAAキャンセラーでこちらのアーツを解除してくるのでこれまた厄介。ただ、こちらにはステータスダウ系が有効なので、早めにクロックダウンなどをかけておくと楽に。
 もっとも、回復をちゃんとしないと黒騎士一人に倒される危険性もありますが。最初にアーツ詠唱を開始しますが、必ずD・ファントムにキャンセルさせられます。これは予想済み。そしてこの時点で黒騎士の鬼炎斬で大ダメージ。
 すぐに回復させ、再びアーツを唱えます。ステータス強化しないとかなりきついし。そしてアガットはアースウォールを唱えて防御に備えます。
 すぐに黒騎士のシルバーソーンでアースウォール解除。ダメージは皆無なのでばっちり。D・ファントムにはダウンサイドとファントムペインで攻撃・防御を下げて対処。これであまり怖くないです。
 そしてクロックダウンも追加。よーし、後はフルボッコ。でも黒騎士は能力そのままなので、物理だけでも7000近く食らう。回復させつつ、こちらのステータスも強化。今回はレンに駆動3である刻耀珠をつけているので、アーツメイン。
 ステータス強化後もHPは常に15000以上をキープ。そうしないとSクラフトで即死させられるので。ヨシュアは極・双連撃でD・ファントムを攻撃し続け、他のキャラもクラフトでD・ファントムに集中攻撃。撃破後に黒騎士を狙う。その間に黒騎士がアースガードで防御を固めてきたので厄介に。
 しかし、無視。丁度レンのクラフトであるカラミティスロウ?に巻き込む形で放てたので、それでアースガードを無効化。アガットはクラフトで打撃のみ。アーツ弱いし。
 ドラグナーエッジ?でD・ファントムを撃破したので、後は黒騎士のみ。HPが減ってくると分身を使ってくるので、早めに撃破したいのですが……ステータス強化後のヨシュアの極・双連撃でもダメージは2000もいかず。
 シルバーソーンの駆動を開始しはじめたら、できる限り移動するかキャンセルさせます。しかしここでアガットがドラグナーエッジ?を外すという暴挙に。勘弁してくれ。
 アーツを中心に黒騎士に攻撃をしかけ、HPを削りますがやはり硬い……。こまめにアースガードをするため、それの無効化もしないといけないし。しかもヨシュアのアーツ発動前にアースガード発動してダメージ0とか。
 念のためにA・クレストでアーツ対策。そしてここで現れる黒騎士の分身。温存してきたCPをここで開放。連続でSクラフトを叩き込む。
 そしてまた現れる分身。一体いくつ作るつもりだ。唯一の救いは分身のHPはさほど高くないこと。でも攻撃力は高い。少しボーナス位置を失念していて、黒騎士のHPが7999回復するという痛手を負いましたがその後は攻撃を続け見事撃破。


 身喰らう蛇 《使徒》白面のワイスマン ロストルム アスタルテ戦

 戦闘メンバーはケビン・リースのみ。イベントによりこの二人のみの戦いなので、普通に戦っていてはきついです。特にワイスマンは混乱対策してないとまずいことに。ケビンがこの戦闘前のイベントでSクラフト・聖槍ウルを習得するのでそれを軸に攻撃をすれば
 問題なく勝てます。開始早々ゾディアックを唱えすぐにSブレイクで聖槍ウルを発動。ワイスマンを除いたこの二匹は、これを使えばすぐにでも決着つきます。
 大体二発か三発で死ぬぐらい。でも油断してるとすぐにHPがなくなるので、回復はしっかり。
 さほど強くない二匹といっても、攻撃力は高いのに変わりはないので。ワイスマンは混乱のほかにデス・スクリームもうってくるので下手するとそれで全滅しかねません。詠唱開始を確認したらリースのアークフェンサー?で解除するが理想です。祐樹さんもしようとしたのですが、近づいた矢先吹き飛ばされたのでやむなくジェネシックバリアを使う羽目に。消費EP300って高すぎなんだよ。
 ホーリーブレスでケビンのCPを回復させつつ、100を越えた時点でSブレイク。ロストルムとアスタルテのHPが瀕死になったのでリースもSブレイクさせてトドメに。これで後はワイスマンのみ。あと少し、というところでSクラフトのアナザーディメンジョンを発動して
 きました。最後の悪あがきにもほどがある。リースの直撃攻撃で沈みました。
 まぁ、やはり黒騎士戦やカシウス戦より弱いな!


 Web拍手レスコーナー。

>チャット入ってみましたが下に導火線が……(ガクブルニャ)

 導火線ってなんだwwww 別に気にせず、普通に入ってきてくれてよかったのに。


>先日 祐樹さんをお兄ちゃん発言した雲雀です。極たまにチャットに入りますのでよろしく~

 あぁ、雲雀さんだったのか。お久しぶりですー。って、Starry nightのとこの雲雀さんですよね? もし間違ってたらごめんなさい! チャットのほうは歓迎しますよー。


>お兄様!!

 何かようかい。


>そうだね。type A時代から考えると、まだSS活動やってるのは祐樹さんだけか
>自分はやる気とネタはあるけど、時間と活力の関係上、ほぼ引退気味
>やる気と活力どう違うのさ。とか言わない。矛盾とか禁止。社会の荒波こえー。
>8月なにか贈ることできれば良かったけど、無理そう。ごめんね。Byオッチャン猫

 いやいや琉海さん。オッチャンいらないよ。投稿自体は個人の自由ですし、無理をしなくてもいいですよ。社会の荒波にもまれる前に消える予定なので、祐樹さんは人生の敗北者です。
 体に気をつけてね? 後、BBSで返信しなくてごめんちゃい。時間見つけられなかった。


>お兄様と呼んで欲しいということかっ!それならそうと早く言えばよかったのにっ!
>では改めて、お兄様っ!

 何かようかい、もし用がないのなら業務用コピー機で印刷する。


>祐一にも魔術回路があるのに魔術が使えないのって祐一自身が知らないだけで士郎みたいに何かに特化してるから使えないとかそう理由なのかな?

 いえ、これは本当に祐一に才能がないせいです。七夜の血を濃く受け継いでいるせいで、魔術師としての才能が枯渇している、という感じ。仮に少しでも使える素養があったとしても、祐一はもう魔術を覚えようとは思ってないのも原因かな。魔眼を制御するだけで魔力を相当使うので、それなら身体能力の上昇のみに使ったほうが効率が良いのです。


>腋巫女登場キボンヌ
>もちろん祐一主人公で

 「……幻想郷?」

 聖杯戦争が終結してからそこそこの時間が過ぎたある日。衛宮邸でゆっくりしている俺の下に、遠坂の師父であるゼルレッチ爺さんが訪ねてきた。珍しい、というかこっちに来てから初めてである。
 遠坂は大師父である爺さんに会ったせいか、やたらと緊張した様子で話していたし士郎は相変わらずぼけっとしていた。その二人は今、少々出かけている。衛宮邸にいるのは、俺一人だけだ。他の住人も本日はお出かけ中。
 で、突然やってきた爺さんから聞かされたのが、幻想郷という聞きなれない単語。

「うむ。世界から忘れ去れた幻想が辿り着く場所、それが幻想郷と呼ばれる所だ。そこでは、妖怪や妖精、鬼や人間が共に生きておる。と言っても、妖怪は人間を襲い人間は妖怪を退治する関係はあるがな」

「まぁそれはこっちでも同じだろ。で、その幻想郷がどうしたんだ」

 妖怪など珍しくも……いや、厳密に言えば俺達の世界にいる存在は妖怪とはまた違う。忘れ去れた幻想、ということは過去に存在していた妖怪などがその幻想郷と呼ばれる場所にいることになる。それはきっと、俺が戦ってきた死者とはまた別物。遥か太古の時代から生きている妖怪もいるかもしれない。そして、爺さんの言った鬼。
 鬼といえば思いだすのは軋間紅摩。だがアイツは鬼ではなく鬼との混血。本当の意味での鬼とは出会ったことはない。

「渡っとる時にその幻想郷を見つけたんでな、ふらっと入り込んでみたんじゃ」

「相変わらず第二魔法を惜しみもなく使ってるな爺さん」

「魔法など使ってなんぼだ。まぁ、そこで境界を操る程度の能力を持った妖怪と知り合いになってのぉ」

 境界を、操る? どういうことだ。

「まぁ、簡単に言えば様々な境界……極論で言えば、生と死の境界すらも弄れるということだ」

「ばっ……な、何だその反則能力は」

 冗談じゃない。そんなことが出来るなら、そんな相手に勝つことなんて出来るわけがないだろ。志貴の魔眼も相当なもんだが、それ以上に危険な能力じゃないか。そんな能力を持つ奴がいる幻想郷という場所……危険すぎないか?

「面白い能力だろう? その妖怪……八雲紫というんじゃが、これがまた美人でな」

 良い目の保養になった、とゼルレッチ爺さんは楽しそうに笑う。このえろ爺め、なんつーうらやまいやいや、けしからんことを。俺にも会わせろ!
 あ、思わず本音が。

「美人だなんて、照れるわね」

「っ、誰だ!」

 突然聞こえる声と何かの気配。瞬時に立ち上がり、七ツ夜を構える。ついさっきまで気配も何もなかった……油断していたとはいえ、こうも近くまで接近されるなんて。士郎の家の結界にも感知されない、なら害意はないのか? だが、少なくとも只者じゃない。
 爺さんは焦りもせず、暢気に茶を啜っている。その横に、突如切れ目が走った。それは広がり、人一人が通れるぐらいの穴になる。

(空間操作…!? 俺の魔眼と同じ能力か)

 その穴の中には無数の目と思われるものが見える。少なくとも、直視していて気持ちの良い光景じゃあない。でも、何より気になるのは空間の裂け目の端についているリボン。なんでそんなもんが……。
 開いた穴から出てきたのは、金色に輝く長い髪。そしてレースのついた日傘だ。

「ようやく来たか八雲。遅かったではないか」

「なら置いていかないでくださる? レディをエスコートするのも紳士の嗜みでなくて?」

 拗ねたようにゼルレッチ爺さんに話しかける美女。この女の人が先程言っていた境界を操る能力を持っている妖怪、八雲紫らしい。見た目は人間だが、空間の狭間から半身だけを出している姿はどうも不気味だ。

「初めまして、私は八雲紫。幻想郷に住む妖怪ですわ」

「相沢祐一だ。こちらこそよろしく、八雲さん」

 第一印象は悪くはない。敵意は感じられず、丁寧にも挨拶までしている。しかし、彼女は人間ではなく妖怪。いつこちらに害をなすか分からない存在だ。多少、警戒する必要はある。
 ひとまず、立っていた俺は座りなおす。

「そんな他人行儀に言わず、ゆかりん☆と呼んで」

「似合わんぞ八雲。歳を考えんか」

「女性に歳の話をするなて失礼じゃない?」

 爺さんの直球な言葉に不機嫌そうに答える。まぁ、無理もないとは思うけど爺さんの言葉も真実だろう。彼女は妖怪という話だし、実年齢はまったく分からない。まさか見たまんまの年齢、ということはないだろうし。もしそうなら、二十歳から三十歳前後ということになる。

「じゃあ俺のことは祐一とでも呼んでくれ、ゆかりん」

「あら、ちゃんと呼んでくれるのね。嬉しいわー、霊夢達に言ってもまったく呼んでくれないから」

 誰だ霊夢って。

「んで、ゆかりん。幻想郷に住んでいるアンタが何でこっちへ?」

「彼が面白い男がいる、っていうから来てみたの。スキマをちょちょいと通り抜けてね」

 指差すのは未だ半身を埋めている空間の裂け目――スキマというらしい。よいしょ、と言う言葉と共にゆかりんがスキマから出てくる。やけにフリルが多そうな服だ。でも、不思議と似合っている。

「ねぇ、祐一。貴方、幻想郷に興味はある?」

 突然の問いかけ。爺さんからほんの触りぐらいの事を聞いただけだが、興味がないとは言えない。寧ろ、どういう世界なのかは気になるところだ。

「そう、気になるのね」

「……ゆかりん、アンタは人の心まで読めるのか?」

 驚きを押し込め、俺は問う。さっきの問いかけの後、俺は表情に出していない筈だ。よしんば、一瞬の間から読んだとしても無理がある。

「少しだけ、ね。境界を操る程度の能力を使えばこれぐらいは出来ます」

「プライベートなんてないな」

 軽口で答えれば、返ってくるのはくすくすと面白そうに笑う声。なんというか、ゆかりんはゼルレッチ爺さんや俺と同じ匂いがする。楽しいことが大好き、みたいな。
 いや、それは誰でもそうなんだけど。ここで言う楽しいこと、というのは人をからかったりすることなわけで。

「なら、ご案内いたしますわ」

 言葉と共に、すっと横一文字に引かれるゆかりんの指。ふっと、不意に今座っている足場がなくなった感覚が俺を襲った。次の瞬間には俺は浮遊感を感じ、落下していた。

「なぁっ!?」

 すぐに上へと手を伸ばし、何かを掴もうとするが何もない。俺の周りには、あの裂け目――スキマから見えていた無数の目があった。生理的嫌悪感を感じ、これを引き起こしたゆかりんを恨む。さっきの言葉から、俺をこのスキマを使って幻想郷に連れて行こうとしているに違いない。
 やはり、さっき感じた同族意識は間違いではなかった。彼女は俺や爺さんと同類である。

「くそ、また俺は玩具扱いか」

 人のからかうのは大好きだが、人にやられるのは勘弁である。特に爺さんあたりにやられると非常に悔しい。俺では敵わないから余計にだ。ゆかりんから敵意は相変わらず感じられなかったので、大丈夫だとは思う。本当に幻想郷に招待しようとしただけかもしれない。まぁ、今更抵抗しても無意味だろうからつくのを待とう。
 そしてふっと生まれる重力を感じ、俺の体は地面から少し離れた場所に放り出された。

「ふっ」

 着地して、まずは周囲を見回す。石畳に、古びた鳥居と神社。そしてこちらをじーっと見つめる巫女さん一人。

「……アンタ誰よ」

 ジト目+面倒くさそうな表情。気持ちは分からんでもない。

「その前に一つだけ聞きたい。ここが幻想郷なのか?」

「えぇ、ここは確かに幻想郷よ。それで、アンタは一体誰よ」

 どうやらちゃんと幻想郷のようで安心。ゆかりんは本気で俺を幻想郷に招待したかったようだ。

「相沢祐一。ここへ来たのは、事故というか自業自得というか……八雲紫って分かるか?」

「あぁ……紫か。まったく、いっつもあのスキマ妖怪は面倒ごとを」

 はぁとため息をつく巫女さん。どうやら、ゆかりんにいつもいつも何かしら面倒ごとを起こされているようだ。ご愁傷様、と祈っておく。
 拝むなと吠えられた。ついで、どうせなら参拝していけと勧められる。

「素敵な賽銭箱はあそこよ」

 ぴっと指差すのはこれまた年季の入ってそうな古い賽銭箱。

「神社の巫女は賽銭を催促するのか」

「別にそこまで言ってないわ。もし、賽銭をしてくれるのならありがたいけどね」

 とは言ったものの、期待されているのはまず間違いない。先程まで自然だった巫女さんの挙動が、やたらと怪しくなっているのだから。ちらちらと俺と賽銭箱を交互に見ては、手に持った竹箒で石畳を掃いて、また俺と賽銭箱を交互に見るを繰り返す。
 なんというか、面白い巫女さんである。

「まぁ、たまにはいいか」

 神社参りなんて、ここ暫くしていないのでやっておいても罰は当たるまい。賽銭箱へと近づき、いくらいれようかと考える。ふと、この幻想郷で俺の世界の通貨が使えるのかが気になった。
 神社があるのだから、日本だとは思うが……通貨の単位が違うかもしれない。

「なぁ、ここって日本円使えるのか?」

「えぇ。確か、少し前に新札に変わったんだっけ?」

「なら大丈夫か」

 懐から財布を取り出す。財布の中には諭吉が四人に一葉が二人、英世が八人仲良く収まっている。そして小銭が少量。まぁ、折角の記念だしぱーっといれておこう。
 札入れから五千円を取り出す。

「……」

 巫女さんの視線が俺の持つ五千円札に注がれているのが分かる。それを動かせば、巫女さんの視線もそれを追う。すすいっと動かす。巫女さんの顔と視線もすすいっと札を追う。

「ぷっ」

「っ、何よ」

 思わず吹きだした俺に、巫女さんは不機嫌そうに睨む。手早く謝り、五千円札を二つに折って賽銭箱へ投げ入れる。俺はちゃんとした参拝の礼儀は知らないので、二拍一礼で締めた。
 ――叶うか分からないが、思うのは一つ。俺の大切な人達が、何事もなく無事過ごせるように、だ。

「おーす、霊夢。遊びに……お? なんだ、霊夢が男を連れ込んでるぜ」

「いきなり変なこと言わないでくれるかしら、魔理沙。彼は貴重な参拝客よ」

 後ろから聞こえた声に振り向けば、黒と白を基調としたエプロンドレスのような格好をした少女が一人。頭にはまるで、魔法使いが被るような帽子を乗せている。
 魔理沙と呼ばれた少女は、その巫女さん――ゆかりんの言っていた霊夢とは、この巫女さんのことらしい――の反論に驚きの表情を浮かべた。

「珍しいな、博麗神社に参拝客なんて。明日は地震だぜ」

「うちにはもう要石を挿してあるから安心ね」

 ……なんというか、会話内容は皮肉だらけに聞こえるが当の本人達は暢気そうに話を続けている。きっと幻想郷ではこれが普通の会話なんだな。

「今お茶でも出すから、座って待ってて魔理沙。そこの貴方……相沢さん、だっけ?」

「出来るなら下の名前で呼んでもらいたいけどな。苗字で呼ばれるのは好きじゃない」

「そう。なら祐一、貴方も飲んで行きなさい。魔理沙、相手よろしく」

「よろしくされるぜ」

 霊夢という巫女さんは、そう言って神社の中へと引っ込んでいった。俺の相手を任された魔理沙という少女は、自分の座る縁側の隣をぽんぽんと叩く。隣に座り、霊夢の持ってくるお茶を待つ。
 しかし――夏みたいに暑いな、ここは。

 こうですか、わかりません>< ぱっと書こうとしたらこんな長い文が出来てびっくらこいた。


>最近のネギまを見て思ったこと…ラカンのアーティファクトってアーチャーの固有結界のパクりじゃないかな~?

 ラカン「誰がパクリだ! あれは向こうが売ってくれって泣いて頼むもんだから1000万で売ってやっただけだっての。オリジナルは俺だ」

 以上、ラカンさんの言い分でした。


本日の教訓。「最近SS更新できてないお詫びみたいなもんということで一つ」

 SSは未だ手付かず。どうにもこうにもね、時間がない。では、また次の日記でお会いしましょう。

 080818_120632.jpg

 これは新しいスペカwwwww
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神薙 祐樹

  • Author:神薙 祐樹
  • 1987年3月11日生まれ。
    うお座のAB型。
    現在は雇われ店長としてブラックな職場で日々働いて時間を失っています。

    RO現在休止中。Mimir鯖所属、主に影葱。ガンダムオンライン、ガンダムジオラマフロントにはまってます。

    SS書く時間がほしい。
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