お元気でしたでしょうか。祐樹さんは元気じゃありません。パソコンも元気じゃありません。寧ろ瀕死です、重傷です、再起不能に近いです。例えるのなら、相手の熱血・必中・ひらめきがかかった最強攻撃を食らってHPがぎりぎり100前後残っている状態、とでも言えばいいのだろうか(ぉ
それも、もう終わりですが。今は新PCを導入して、心機一転状態。だけど、PCがでかすぎて台に乗らないわ慣れてないから使いずらいはで結構苦戦中。しばらくおたおたしてそうだ。
先々月の二月十四日はバレンタインデー。ま、相変わらず祐樹さんには縁のないイベントなのでありますが。バイト先の人から義理だけもらいました。ん、美味しかった。
二月の末日、二日連続で映画を観にいきました。前者は友人H氏と、後者は天神祭の時の子です。まず、H氏と観にいったのがまだ公開されていない映画――いわゆる試写会ですね―――「パフューム・ある殺人の物語」です。「ハンニバル」のダスティン・ホフマンが出ている作品でした。
ドイツの作家によって描かれた「香水―ある殺人の物語」というモノが原作。俳優ベン・ウィショー扮する主人公・ジャン=バティスト=グルヌイユは、生まれながらにして体臭を持たない特異体質と、どんな匂いおも嗅ぎ分ける「嗅覚」の持ち主。壮絶な誕生と、その後の人生。ある時彼は惹きつけられる匂いを持つ女性を故意ではないにしろ死なせてしまう。
徐々に失われていく芳しい匂い。彼はこれを感じ、匂いを永遠に保存する方法を知ろうとする。ベテランの香水職人に弟子入りし、才能を開花させるが彼の望みは未だ叶わず。そして彼は香水職人にとっての聖地と言われる場所へと行き、そこで勉強を始める。
――狂気の始まりはそれから。彼は究極の匂いを作る為に美しい女性――しかも、全員純粋無垢な処女――を次々と殺し、その体臭と髪の毛を奪い全裸で捨てていく。被害者は十名以上にも上り、街は疑心暗鬼と恐怖に包まれてしまう。
究極の香りを作るのに必要な香料は、後一つ――彼の最後の標的は、かつて自分が殺してしまった女性と瓜二つであり同じ体臭を持つ女性ローラ。父親は娘を連れて街を出るが、そのローラも彼に殺されてしまう。そして完成する香水、その香水はどんなモノなのか。
ここまで書いておいてなんですが、最後は見たほうがいいかと。結構面白かったです。
で、次に見たのは主演・妻夫木聡、柴咲コウの「どろろ」。正直、面白いのかなーと不安だったんですが、終わってみれば結構楽しんでた自分がいました。アクションとか大好きな祐樹さんなのでそこは目いっぱい楽しんでましたよ。うん、やっぱあり得ない動きでの空中戦とか最高だね。人間の限界を超えれたらなー。
その場合、筋肉断裂とかじゃ済まないでしょうね。
そうそう、祐樹さん誕生日を迎えました。今年でついに二十歳。お酒もタバコも出来る年齢です。や、たばこは吸いませんが。ま、これといって変わることはないですね、年齢以外は。
うん、誕生日もどきわくしなくなってきた自分が空しい。
三月某日に、祐樹さんはニンテンドーDSLiteを極秘入手(別に極秘でもないが)しました。買ったソフトはスーパーロボット大戦Wと、ウィッシュルーム〜天使の記憶〜。スパロボは当然としても、ウィッシュルームはもう普通に面白そうだったので買ったのです。そして先日逆転裁判4も入手。
とりあえず、全部クリアしたんでソフトの感想をば。
スーパーロボット大戦Wの感想。
んー、主人公機のインパクトがいまいち。ただ、二部構成だったのは面白かったかな。インパクトを思い出した。主力機体は、ガオガイガーとフルメタ関連、ウイングゼロ、ブラックサレナ、SEED系列とアストレイ関連。ちょっと出せる機体が少ないのが残念だったかな。
今まで小隊システムでやりつづけてたからなんか久しぶりで困った。ガオガイガー系のユニット出したかったのに。
ラスボスは、まー、結構苦戦した。HP30万で、能力差があったからなー。精神ポイントの消費もあったし。後、雑魚敵が無限に増えるのは鬱陶しかった。
とりあえず言えることは、ボン太君は最高だということだ。フルメタはよくしらないけど、これを機に手をだしてみよう。
ウィッシュルーム〜天使の記憶〜の感想。
買ってよかった。チャプター10まであって、途中で色々詰まったりしましたが、とりあえずクリア。いやー、これ凄い。逆転裁判4が出るまで、これで時間潰せたよー。とりあえず、DS持ってる人はウィッシュルームを買うことをお勧めします。タッチペンをフルに使ってますから。
後、ミラが萌える。もうあれだけでおなかいっぱいです。
逆転裁判4の感想。
もう素晴らしいとしか言い様がない。新要素「みぬく」もすごいし、DSならではの操作が楽しくて仕方ない。シナリオも最高だし、言うことなしですっ。やってる最中、幸せでした。
Web拍手レスコーナー。こっちの不手際で、一つ拍手レスが消えてしまいました。ただ、なんとなくうろ覚えなのでそれに対する回答だけさせてもらいます。書いてくれた人、申し訳ないです(´・ω・`)
>DDDゲットーーーーー!!!!!秋葉原まで行ってなかったのに近場にあった・・・・
たまにあるよね、そういうこと。祐樹さんにもあるよ、そういうの。
>祐一とアサシンとの戦い楽しみにしてます 決着はいつつくんでしょうね? なぜ作者が疑問系?
第何幕の第何章に決着のシーンを書くのかが決まってないのでこういう形なのです。
>よし、分かった、snow nightの祐一のカップリングはフラグを大量に立てておきながら誰にも 1
>決めないという俗に言うハーOOということでFAINAL ANSER
うむ、君の脳内変換に天晴れ。ある意味FAだけど、そんな風に言われると困る。
>バイトってどういう風に申し込めばいいのですか? 教えてください
いや、履歴書書いて顔写真貼り付けたのを確認して、バイト希望先に電話して面接受ければいいだけですよ。別に祐樹さん、人生相談請負役じゃないんだから、こういうの聞かれても反応に困るw
まぁ、店に電話して面接受けるときは自然体でいて敬語を忘れないようにすれば大丈夫。はきはきとした声も大事。
>祐一は三咲町で何人落としてるんですか、的なことだったかと。
とりあえず、翡翠、琥珀さん、晶ちゃん辺り? さっちん、アルク、シエル先輩、秋葉は志貴ラブなので関係なっしんぐ。
>何故?何故こんなにも龍宮隊長が気になるんだぁー!!!!!!
そりゃ、愛のせいでしょう。それ以外に何があると。ちなみに、愛には萌えというルビが振られるのはお約束。
>虚淵玄さんはハードボイルドな作品書かせたら超一級品ですよ〜w
ん、Fate/Zeroの第二巻が楽しみで仕方ないです。でもデモンベインはやる機会がないのでまだやりません。
>今、思ったけど祐一は軋間紅摩と戦った事があるのですか?
実際にはないです。歌月十夜ストーリーの志貴の夢の中に入り込んで戦ったことがあるという裏設定です。あれはまぁ、夢ですしね。後、祐樹さん月姫全部クリアしてないのでよろしく!
>後、祐一の父親はどら位の実力なんですか?
どれくらい、というお約束の突っ込みを入れつつもお答えしましょう。簡潔にね。
七夜黄理>祐一父>>>祐一>=志貴
こんな感じ。志貴の親父さんよりやや弱いぐらい。十分化け物ですけどね。そして、祐一は親父には勝てません。純粋な体術のみの場合に限りですが。
>拍手SSの近右衛門はゴーレムから祐一の実力を測ってそうですね。
そんなこと考えもつかなかった、よしそれ頂き(爆 まぁ、近右衛門爺さんはいきなり攻撃してきた祐一に対しての文句が真っ先に浮かんだでしょうがね。祐一も落としたのはその仕返しです。
>祐一の知り合いの死徒27祖ってだれですか?
アルトルージュとその従者達です。まぁ、交友関係が深いわけではないですよ。少なくとも、志貴達ほどではないです。興味の対象というか、そんな所。フィナは祐一の後ろを狙ってます(ぉ
>ああ、無情
何が無情。世界は確かに無情だらけですが……え、俺の生活?(汗
>誕生日おめでとうございます!自分も昨日誕生日でした^^
ありがとう! そして誕生日おめ! ま、ケーキも何も食わないしバイトあったしで、いつもと変わらない日々ですが。
>祐一がアルクェイドから逃げ切った時の話が読みたいです。
>SS更新楽しみに待ってます!!
ん、ちなみにアルクェイドから逃げ切った時の話というのは、ふざけ半分で祐一がアルクェイドを怒らせてしまったという阿呆な話です。
>スクナ編読ませて頂きました。不躾ですが、小説への移行はありませんか?
これは、ネギま×Fate/snow nightを正式連載ということでFA? これ言う人多いなー。本編おわってねーのにw まー、別に構わないけど。かなり短い文章を多々つなげることになりますが、それでいいのなら、Web拍手レスにその旨を皆様に書いていただけると嬉しい。
更新するのはまだ先になりますがねっ。
>復活おめでとうございます!待ってて良かった…!!!
まぁ、祐樹さん自身は色々と抱えてますが。主に胃とか胃とか胃とか? たまーに胃が痛みますw
>続きを楽しみにしてます
頑張ります(`・ω・´)
>Fate/snow nightおもしろいです、久しぶりに
>Fate/snow nightおもしろいです、久しぶりにおもしろいSS読めました、がんばってください
もう、途中送信しちゃったのね、お茶目さん♪ 頑張らせていただきます。そして、久しぶりにというか俺クラスのはそこら辺にごろごろしてますので良く探せばいっぱいありますよっ。
>生きてますか?更新が無いんで心配です
生きてるよっ! パソコンがほとんどご臨終なされてる&リアルバイト忙しいので暇がなかっただけなのです。だから勝手に殺されると祐樹さん泣きます(´;ω;`)
>続きが楽しみです、執筆頑張ってください
ありがとうございます。がんばらせていただきますね。
>にぱ〜☆
にぱ〜☆
>リンクのサイト名ですが、No Bannrだけでは分かりません。ちゃんと名称を記して欲しいです。
>とりあえず深淵とフェイトのクロスは楽しかったので、Bannerの件は一応です。続きはいつ?
ふーむ、あれは画像だから作るの難しいんだよなぁ。んじゃ、あそこだけ名前書いてLink貼っちゃうかな。
アビスとFateというと、ジェイド召還のあれかな。そして続きは深遠とFateのクロスに関しては不明、連載は鋭意執筆中。
七月八月には、夏コミですよ。運がよければ、祐樹さん達サークル参加してます。
さぁ、追い詰められていくから正直鬱だ。ぐだぐだして過ごしていきたい。人生って嬉しくも悲しいものだね。
そうだ、Web拍手のSSSも切り替えないとなぁ。あー、やること多すぎて本気で時間ねーヽ(`Д´)ノ
本日の教訓。「正直すまん」
別設定SS。前回はアサシンがギルっちにぼこぼこにされた所まで書きましたね。後、前回の日記でアビスとsnow nightの話を書くとかなんとか書いてたと思います。
つーわけで、無謀そうですが
今回いっぺんに二つ、更新したいと思います!!(無謀 はっはー、せめてものお詫びさー、でも流石に二つ書くのはしんどいから相当時間かかったけどねー。 実はこれ、二月末に書き始めたなんて恥ずかしくてアップしにくかったです。だって、バイト多いから時間ないんだもん。
深夜の衛宮家。いつもの如く、和気藹々とした夕食がすみ、衛宮士郎は姉(的存在)である藤村大河と、友人の妹である間桐桜を玄関から見送り居間でセイバー達と共に聖杯戦争に関しての話をしていた。
既に聖杯戦争が始まって二週間が過ぎようとしている。それまでの間に出た一般人の被害は数知れず、それと共にサーヴァントの数も着々と減っていった。
ライダーを始めとし、順にランサー、キャスター、バーサーカー……そして、遠坂凛のサーヴァントであるアーチャー。ライダーは彼らが相対し倒し、キャスターのルール違反によって召還されていたバーサーカーは、アーチャーが命と引き換えにして打倒した。そして、残りの二騎のサーヴァントは、ある一人のサーヴァントによって倒されている。
――十年前から現界し、前回万全の状態で召還されたセイバーすらも圧倒した、アーチャーのサーヴァント。アサシンの前に現れた、あの正体不明の存在である。
「……あんな奴に、本当に勝てるのか?」
ぽつりと零される一言。あのアーチャーの規格外の強さを目の当たりにした士郎は、滅多にこぼさない弱音を吐いた。前回万全の状態のセイバーですら勝てなかった相手だというのに、自分と契約しているせいで弱体化している今のセイバーで勝てるのか。
「シロウ、勝てる勝てないの問題ではない。……私達は、勝たなくてはならない」
「そうよ、士郎。負けたら死ぬだけよ、私達を含める多くの人が」
セイバーと凛に諭され、士郎は気弱になっていた自分の心を戒めるかのように頬を叩いた。そうだな、と力強く頷く。
「残ってるサーヴァントは、セイバーとアーチャー……そして、アサシンか」
三人の脳裏によぎるアサシンとマスターであるイリヤの姿。あの二人と協力できれば、少しでも勝率が上がるのではないか。士郎は凛曰くへっぽこな頭でその考えをひねり出した。
「……そう、ね。本来のアサシンは戦闘力はほとんどないけど、彼に関しては別ね。セイバーほどじゃないにしろ、力になってくれるかも」
難色を示しながらも、凛はアサシンと同盟を組むことを了承する。セイバーは反対するかとも思われたが、意外というかなんというか、特に反論することなく士郎の考えを肯定した。
「アサシンは確かに敵です。しかし、彼の人となりだけを取るのならば非常に好ましい。それに、アサシンの戦闘力は確かに頼りになるでしょう。彼も、こちらの要求を即座に跳ね除けることはしないと思います」
アサシンのマスターは分かりませんが、とセイバーは続ける。士郎はアサシンと戦わずにすむと分かり、安堵する。会ったのは二度、戦いの最中とただ話をしただけの間ではあるが、それでも戦わずにすむのならその方がいい。
と、不意に衛宮家に来客を知らせるチャイムが鳴る。来客がくるには、既に遅い時間だ。不審に思いながらも士郎は腰を上げて玄関へ。用心の為に凛やセイバーも後に続く。ただの不審者ならば、セイバーないし士郎一人で事足りる。
衛宮家に訪ねてきたのは、彼らが予想しえなかった人物。アサシンのマスター、イリヤスフィールとその従者と思しき二人の女性。凛とセイバーは咄嗟に戦闘態勢を取ったが、どうも様子がおかしい。
イリヤスフィールが子供のように泣きじゃくっているのだ。そして、一番おかしいのは……アサシンの気配がまったくしないこと。気配遮断スキルで姿を隠しているのかとセイバーは考えたが、それなら今泣いているイリヤを宥めてる為にすぐに出てくる筈である。
士郎と凛も、それを考えたのか訝しげな顔をした。だが――――もっとも最悪な結果が彼らの脳裏に浮かぶ。
「イリヤ、相沢……アサシンは、どうしたんだ」
自分でも声が震えているのを自覚しつつ、士郎はアサシンの行方をイリヤに尋ねる。咎められるような視線が、従者の二人から注がれるが聞かなければならないことだ。
「ひく……アサシン、変なサーヴァントに……やられて……」
溢れる涙を拭うことすらせず、イリヤは言葉を詰まらせながら問いに答えた。最悪の予想が現実のものとなり、士郎達は表情を暗くする。玄関で話をしていては体が冷えてしまう、そう考え士郎は三人を居間へと通す。落ち着かせようとお茶をいれて差し出すが、手をつけようとしない。仕方ないかもしれないなと士郎は内心呟く。
イリヤとアサシンの関係は、サーヴァントのそれではない。一見しただけであるが、兄と妹―――そう思えた。戦いを始めればそれは成りを潜めるが、日常生活ではほとんど兄妹同然なのだろう。
だからこそ、イリヤはアサシンを失ってここまで取り乱しているのだ。――――ある事実に気付かずに。その事実を気付かせたのは、この中で尤も冷静な魔術師である凛。
「イリヤスフィール、アサシンは貴方の目の前でやられたの? それなら、貴方達もそのサーヴァントにやられている筈だと思うけど」
「いえ、アサシンはイリヤスフィール様を逃がす為に、殿を務めて下さいました。だからこそ、私達はこうして生き長らえているのです」
イリヤの代わりに従者の一人、セラが答える。それを聞いて、凛は自分の中で浮かび上がった一つの可能性が現実味を帯びていくのを感じていた。
それは――――
「なら、アサシンとのパスも完全に消えてしまっているのかしら?」
――――パスがなくなっているのなら、アサシンは既にこの世に存在していないだろう。逆に言えば、アサシンとのパスが残っているのならばアサシンは“まだ”無事だと言うことに等しい。
凛の言葉を理解したイリヤは、すぐに涙を止めてをアサシンとのパスを意識する。アサシンを召還し、契約を交わして結んだパスは……残っている!
「……残って、る」
呆然と呟くイリヤ。止めた筈の涙が再び溢れていく。悲しさからではない、嬉しさで涙が流れてしまう。それを聞いた士郎は、表情を明るくした。
「そっか、生きてるのか……良かった」
「当たり前だ、勝手に殺すな衛宮」
庭から声が響く。全員が視線を向ければそこに、片腕を失い血だらけになりながらも笑みを浮かべるアサシンの姿。足を引きずりながら士郎達の下へ向かっていくが、体力の限界がきたのか地面に倒れこむ。
「お、おい、しっかりしろ!」
士郎が抱き起こす。相手がアサシンである事を完全に失念している士郎に、セイバーは軽くため息をつく。だが、それも士郎らしさかと納得し、自らもアサシンの下へ向かう。
見れば、アサシンの左腕は無理矢理引きちぎられたかのようになっており、体中が剣に斬られた傷を負っていた。相手は間違いなく、あのアーチャーであろう。
「アサシン、大丈夫……?」
イリヤの不安そうな顔を見て、アサシンは苦笑しながら頭を撫でた。
「イリヤを残して死なないさ。でも、ちょっと疲れた……完全に回復するまで安静にしてないとな」
そう言ってアサシンは、その姿を消していく。霊体化し、傷の治癒に専念する為であろう。完全に消える前に士郎達へ、
「イリヤを頼む」
と言葉を残し、その姿は霞のように消えた。
なんか最後の文と台詞だけ見ると、祐一ここで退場みたいな雰囲気ですね。いや、ちゃんと生きてますよ!? 誤解しないように。
さて、別設定SSはここまで。次はアビスとのクロス一発ねたですよ。
「ここ、どこだよ……」
気がつけば暗い建物の中。祐一は胡乱げに辺りを見回す。ゼルレッチの爺さんに面白半分に飛ばされた場所が、こんな人気のない場所……しかも油の臭いがぷんぷん漂ってきて、気分が悪くなる。
「あの爺……帰ったらしばく」
力関係ではゼルレッチの方が上ではあるが、自分の全てを賭けて復讐は果たすと心に誓う祐一。小さくため息を零し、出口を探しに行く。こつこつと足音が反響し、自分のいる場所が相当広い場所だということが分かる。
しかも……何か得体のしれない生き物がいるようだ。頭の上にはやけに大きい蝙蝠、地面にはへどろのような物体がもぞもぞと蠢いている。
「平行世界っていうより、異世界だよな……」
徐々に囲まれつつある自分の状況を認識し、祐一は引き攣った笑いを零す。とりあえず、包囲網の穴をついて脱出する。鉄製の床がかんかんかんと反響音を響かせ、あぁ、自分は逃げてるんだなーと祐一に自覚を促す。
「わけわからんモノ相手にしたくねーって」
誰に言うでもなく、そう呟く。しかし、走り続けても一向に状況は打開されない。寧ろ、悪化している。
逃げる先にも異形、異形、異形。もう簡潔にゲームとかに出てくるモンスターとしよう。自分の世界でも似たようなモノを相手にしていたがここまで変容しているモノははじめてみる。
「……泣いて良いですか」
既に目から液体が零れているのは、きっと気のせいだろうと祐一は思う。前門の虎、後門の狼とはまさにこのこと。既に逃げ場はなく、包囲され四面楚歌状態。
懐から七ツ夜を取り出し、全方向に意識を飛ばす。
「逃げなさい!」
背後から声が響き、祐一は即座に声の方向へと走った。逃走を阻もうとするモンスターが、虚空に現れた光の破裂を受けて消滅する。続けて、地面から岩石が突き出し、さらには凄まじい炎が全てを焼き尽くしていく。
ここまであからさまにに外界へと影響を及ぼす魔術は、見たことがない。ゲームの中であるような、「魔法」のようだ。そのまま止まらず駆け抜け、祐一は声の主の下へと辿り着く。
「大丈夫でしたか?」
青を基調とした、変わった服。年の頃は……二十台後半といった所だろうか。後ろには彼の仲間と思しき者達が数人。
「アンタ達が助けてくれたのか……ありがとう、助かったよ」
「いきなり何をするかと思えば……それならそうと言えよジェイド」
燃えるように赤い長髪の青年が顔を顰めながら、乱雑に伸ばされた髪をぐしゃぐしゃを掻く。ジェイドと呼ばれた男は、その言葉にニヤリと不敵な笑みを浮かべて眼鏡を指で押し上げた。
「すいませんねぇ、のろくさしていると取り返しのつかない事になりそうでしたので。それとも、ルークはそうなってほしかったのでしょうかぁ?」
訂正、不敵ではなくからかう為に浮かべた嫌な笑みだった。祐一からすれば、同類を見つけた気分であろう。
「別にそんなこと言ってねーだろ」
不機嫌そうに顔を歪める青年――ルーク。それをまぁまぁと宥める金髪の青年。顔に浮かんだ苦笑が、やけに疲れて見える。
「大佐、ふざけるのも程々にして下さい」
頭痛を堪えるような格好の女性。小さく溜息をつき、皆に見えないよう年相応――といって良いものか――の表情を浮かべる。
「すいません、こればかりはやめられなくて。なにぶん、私の数少ない娯楽ですので」
まったく反省の色が見えない。祐一は激しく親近感を覚えていた。からかうことが趣味の一つとなっている祐一である、このジェイドという男の行動は良く理解できる。
「ほんっと、性格悪いよな」
「そんなに褒められると照れますよ♪」
「褒めてないと思いますわ」
ジト目でジェイドを見やる少女。その言葉にジェイドはよよよと泣き崩れるような行動をとる。
「よってたかって私をいじめるとは……酷い人達ですね」
「大佐ー、私は大佐の味方ですよ♪」
「ありがとうございます、アニス」
でかい人形を持ったこれまた小さい女の子。無節操なメンバー構成だなーと祐一は思う。後、まだ敵はいるのに余裕そうである。
気を取り直して、祐一は戦闘態勢をとった。それに呼応するように、他の面々も得物を構える。
「ま、つもる話は落ち着いてからさせてもらうよ」
言うやいなや、祐一は地を蹴りモンスターへと向かっていった。
書いたけど、案外これ難しいぞ。全員を動かすのがこんなに苦労するとは……まだまだ修行不足ですね。精進精進。
ともかく、これから地道に更新しようと思うのでよろしくお願いしますー。ではー!
- 2007/04/17(火) 20:29:05|
- 別設定SS
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